近年、民間による産業廃棄物最終処分場の確保が困難な状況になり、近い将来、県内の産業廃棄物処分場は逼迫し、安定的な処分に困窮することが予想されます。
このような中、本県の優れた自然環境や県民の生活環境を保全し、かつ、産業活動の健全な発展に寄与するため、県、市町、産業界が一体となって公益法人である(財)佐賀県環境クリーン財団を設立し、「クリーンパークさが」の施設を整備しました。
クリーンパークさがは、主に熱回収(サーマルリサイクル)を行う中間処理施設と、管理型最終処分場、
浸出水処理施設の3つの施設からなり豊かな自然と調和を図りながら、安全で信頼性の高い処理施設です。
焼却施設能力 | 84t/日(42t×2炉) |
破砕施設能力 | 19.2t/8時間 |
中和施設能力 | 6t/5時間 |
この施設は、焼却灰等を高温処理することでダイオキシン類を分解し、さらにスラグ化による重金属類の溶出防止対策をとれる高温熱分解ガス化燃焼型キルン式高温溶融処理方式を採用し、安全で信頼性の高い高度な処理技術や公害防止技術を備えた廃棄物の処理施設としては、最先端の設備を備えたモデル的な廃棄物処理施設です。平成27年より熱回収施設の設置者としての認定を受けており、サーマルリサイクルに努めています。